[文書名] 第32回日米安保セミナーにおける茂木外務大臣ビデオ・メッセージ
今年で32回目の開催となる戦略国際問題研究所(CSIS)と日本国際問題研究所(JIIA)による日米安保セミナーの開催に祝意を表します。
本セミナーは、30年以上にわたり、最新の安全保障環境と日米同盟が果たす役割について真摯な議論を行う場として、同盟の深化に大きく貢献してきました。
地政学的競争の激化、グローバルサウスの台頭、AIを始めとする加速度的な技術革新等、世界は今、中長期にわたる歴史の大きな変革期にあります。
こうした激動の時代においても、日米同盟が、インド太平洋における平和と繁栄の礎であることは変わりありません。私とルビオ国務長官との間でも確認したとおり、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に努めるとともに、経済安全保障を含む幅広い分野での日米協力を拡大していきます。
また、日本政府としては、インド太平洋地域の平和と安定に一層積極的に貢献していくため、現在、国家安全保障戦略等の見直しに関する検討を進めています。防衛力の抜本的な強化も進めていきます。
さらに、戦略環境が厳しさを増す中で、我が国は外交・情報・防衛・経済・技術の視点を勘案するとともに、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を、いかに時代の変化に合わせて、進化させていくかを議論しています。米国と共に、地域と国際社会の平和と安定に貢献していく考えです。
結びに、このセミナーが、日米安保の専門家である皆様から、日米両政府に対して積極的なインプットをいただくともに、日米同盟を支える知的基盤を更に強化する機会となることを期待し、私のメッセージといたします。
御静聴ありがとうございました。
(了)