[文書名] ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)フレンズ閣僚級会合における茂木外務大臣冒頭挨拶
・御列席の皆様、本日、この重要な会議にご参集いただきありがとうございます。
・本年も、タイ、ジョージアとユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)フレンズ閣僚級会合を共催できることを嬉しく思います。
・日本は、国際保健を外交の柱の一つに位置づけ、「人間の安全保障」を実現すべく、長年にわたりUHCの推進に取り組んでまいりました。
・UHCは、人々の健康に直接関わるのみならず、各国が経済・社会・安全保障上の大きなリスクに対処するにあたり、助けになるものです。
・その観点から、本日は2点お話ししたいと思います。
・1点目は、将来の健康危機に備えるためにはUHCが不可欠であるということです。
・感染症対策は、国際的な協力を必要とします。
・今般のエボラ出血熱に関し、日本政府はコンゴ民主共和国とウガンダに850万ドルの緊急無償資金協力を行いました。
・日本政府として、今後も協力は惜しまない考えです。
・次なる健康危機を予測することは不可能です。1
・平時からの強靱な保健システムの構築が鍵となります。
・そのため、明後日の「パンデミックへの予防・備え・対応」に関するハイレベル会合において、WHOパンデミック協定等の国際的な協力が、確認され、より強化されることを強く期待します。
・二点目は、UHC達成には、各国のオーナーシップを尊重した、強靭かつ持続可能で自立的な保健システムが不可欠です。
・日本は、各国の「強靱性」の強化と、各国が自らの開発課題に持続可能な形で取り組めることを特に重視しています。
・こうした考えの下、日本政府は、WHO、世界銀行と連携し、「UHCナレッジハブ」の取組を推進しています。
・このUHCナレッジハブは、低・中所得国の保健財政強化に向け、各国の保健省・財務省の能力構築支援に取り組んでいます。
・日本は、本年2月、東京において初の対面研修を実施し、アジア・アフリカ8カ国の財務・保健当局の高官が参加しました。
・最後に、来年の国連総会UHCハイレベル会合の共同ファシリテーターを務めるタイ政府に、心より敬意を表します。
・日本政府はUHC達成にしっかりとコミットするとともに、来年のUHCハイレベル会合の成功に貢献していく考えです。
・御清聴ありがとうございました。