[文書名] 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録に当たっての総理メッセージ
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されたことを心から嬉しく思います。
古来、航海の安全は人々の願いです。4世紀から9世紀にかけて、日本列島と朝鮮半島及びアジア大陸との交流でも、航海安全を祈願する祭祀が行われていました。
沖ノ島には、古代祭祀の遺跡が手つかずの状態で残され、この「神宿る島」に対する信仰も、歴史的文化として脈々と受け継がれてきました。
これからも、私たちは、沖ノ島とそれに関わる信仰を大切に守り、次世代に引き継いでいかなければなりません。
これまで保全に取り組んでこられた関係者の方々に深い敬意を表するとともに、日本そして世界の宝であるこの文化遺産を守っていく、その決意を新たにしたいと思います。
平成29年7月9日
内閣総理大臣 安倍晋三