[文書名] G20ニューデリー・サミットにおけるグローバル・インフラ投資パートナーシップ(PGII)に関するサイドイベント 岸田総理発言内容
PGIIに関するサイドイベントの開催を歓迎します。
日本はG7議長国として本年5月のG7広島サミットにおいて、初めて民間企業も招いてPGII会合を開催し、G7を始め各国首脳にも参加頂きました。
日本は、ここデリーでのメトロ建設を始め様々な交通インフラの整備に取り組み、各国の経済成長を後押ししてきました。今後これを更に一歩進め、サプライチェーンを含む幅広い分野に支援の輪を広げ、連結性を強化して人々をつなぎます。
また、ベンガル湾全体の産業バリューチェーンの構築にも取り組む考えです。インドでは、「道路網連結性改善計画」などの北東部開発を、バングラデシュとの「ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)」構想と有機的に結びつけます。
更には日本がASEAN関連首脳会議で発表した「日ASEAN包括的連結性イニシアティブ」は、交通インフラ、デジタル、海洋、サプライチェーン、電力といった多様な分野での連結性を強化するとともに、人・知の連結性も高めるものです。
このように、日本は、引き続きPGIIの具体化に向けた取組を主導します。そのためには理念に賛同する多様な主体との連携が不可欠です。PGIIの推進に向けて、この場に会されている皆様の協力を改めて呼びかけます。