[文書名] 日ラオス外交関係樹立70周年に際する石破総理大臣メッセージ
70年前の本日、日本とラオスは外交関係を樹立しました。この記念すべき日を、日本国政府及び日本国民を代表し、ラオス人民民主共和国国民の皆様と共に慶びたいと思います。
昨年10月、私の総理就任直後のラオス公式訪問の際、ソーンサイ首相及びラオス国民の皆様から心温かい歓迎いただいたことに改めて感謝します。本年1月のソーンサイ首相の訪日の際、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へと格上げできたことは、70年に及ぶ両国の友好協力の歴史における大きな成果であり、新たな時代の幕開けとなりました。その際、ソーンサイ首相との親密な対話及び同首相と共に署名した共同声明を通じ、両国間の協力関係の更なる深化・拡大に向けた具体的な道筋を示すことができました。今後、この道筋に沿って協力を着実に進め、両国関係を更なる高みに引き上げていきたいと考えます。また、良好な二国間関係を地域・国際情勢の平和と安定、発展に資するものとすべく連携を強化し、ラオスと共に法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現のため協力していきたいと考えます。
我が国は、ラオスの財政安定化を含む自律的で質の高い経済発展に寄与するための協力を重視しています。このため、インフラ整備、農業、教育、保健・医療、気候変動対策、防災、不発弾除去等の分野における協力を通して、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたラオスの取組を引き続き後押ししていきます。
本年は、1965年のラオスへのJICA海外協力隊派遣開始から60周年という節目の年でもあります。ラオスで活動を行ってきた協力隊員一人ひとりが、両国間の相互理解と信頼の拡大にも大きな貢献をしてきました。今後とも、両国間の青少年・地方間交流の拡大や、投資・観光分野における協力を通じ、両国間の絆を一層強化していきたいと考えます。本年開催される様々な周年行事を通じて両国国民の相互理解が更に進むことを期待します。
本年4月から開催される大阪・関西万博では、ラオスの素晴らしい文化や特産品を日本及び世界に発信し、ラオスのことを多くの人達に知ってもらう絶好の機会となることを期待しています。同博覧会の成功に向けて、引き続きソーンサイ首相と緊密に連携できることを楽しみにしています。
最後に、ソーンサイ首相及びラオス人民民主共和国国民の皆様の益々のご繁栄とご多幸を心より祈念申し上げます。
2025年3月5日
日本国内閣総理大臣
石破茂