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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 第43回犯罪対策閣僚会議における高市早苗内閣総理大臣の発言

[場所] 
[年月日] 2026年7月28日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文] 

 お疲れ様でございます。「治安・安全の確保」は、日本の総合的な国力を強くしていくために高市内閣が進めている政策の大きな柱の一つでございます。

 我が国は、これまでは、良好な治安を世界に誇ってきました。来日された観光客の皆様からもそういった評価をいただいておりました。

 しかし、昨年、「特殊詐欺」の被害額は過去最悪を記録し、本年に入ってからも、いわゆる「闇バイト」による強盗殺人事件が発生するなど、国民の皆様の命と財産が、今、まさに脅かされています。

 また、

 ・昨年は、「ストーカー行為」に対する「禁止命令」などの件数が過去最多を記録しました。

 ・本年には、『ストーカー規制法違反』などで刑事罰を科せられ、「禁止命令」も受けていた男性が、まさにその被害者の女性を商業施設で殺害するという大変痛ましい事件も発生しました。

 こうした厳しい情勢にあって、国民の皆様の「安全・安心」を守るためには、実効性のある具体策を、社会全体で力を合わせて講じていく必要があります。

 「特殊詐欺対策」としては、政府一丸となって、「金融機関」、「通信事業者」などの関係事業者とも連携しながら、

 ・『振り込め詐欺救済法』における諸課題の検討や、

 ・匿名性の高い通信アプリの通信内容を迅速に把握するための法制度の検討

 ・AIの効果的な活用による被害防止対策の推進など、

 時代に即した実効性のある施策を推進することが不可欠でございます。

 また、「ストーカー対策」としては、「被害者の保護措置の強化」と「加害者対策の強化」の両面からの対策が必要です。

 ・加害者への「GPS機器の装着」や、

 ・治療・カウンセリング受診の義務化

 などの新たな施策を検討する必要がございます。

 皆様におかれましては、「本緊急対策」に盛り込まれた各対策について、スピード感を持って取組を進めるとともに、被害実態に即した対策をアップデートするということ、これを不断に行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。