[文書名] 安政五年三月二十日御沙汰書 老中堀田備中守正睦へ亞米利加條約の件(安政五年三月二十日御沙汰書 老中堀田備中守正睦へアメリカ条約の件)
墨夷之事、神州之大患、國家之安危に係り、誠不容易、奉始神宮、御代々え被爲對、恐多被思食、東照宮已來之良法を變革之儀は、闔國人心之歸向にも相拘り、永世安全難量、深被惱叡慮候、尤往年下田開港之條約不容易之上、今度假條約之趣にては、御國威難立被思食侯、且諸臣群議にも、今度之條々、殊に、御國體に拘り、後患難測之由言上候、猶三家以下諸大名えも、被下台命、再應衆議之上、可有言上被仰出候事、
(幕末外國關係文書之十九)