データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] G8外相会合 中東に関する声明

[場所] ローマ
[年月日] 2001年7月18-19日
[出典] http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/genoa01/tseimei_k.html
[備考] 
[全文]

 中東における警戒すべき動向に照らし、我々は、ミッチェル報告書の全体が、行き詰まりを打開し、事態の悪化に歯止めをかけ、政治プロセスを再開する唯一の途であることを改めて確認する。

 冷却期間は、可及的速やかに開始されなければならない。これは次のことを意味する。

 −全ての過激主義及びテロリズムは反対されなければならない。これらが治安状況を左右することは 許されない。

 −暴力の停止を確保するための全てのコミットメントは忠実に遵守されなければならない。

 −各当事者は、挑発と扇動を自制しなければならない。

 −何れの当事者によるものであれ、相手の立場を損なう行動は一切取られるべきではない。

 我々は、このような状況の中で、両当事者によって受け入れられた、第三者の監視はミッチェル報告書の実施に際するそれぞれの利益に資するものと信じる。