[文書名] 「神戸・生物多様性のための行動の呼びかけ」の実施のための日本の取組(2008年G8環境大臣会合)
日本は、「生物多様性のための行動の呼びかけ」の実施のため、例えば以下のような取組を実施する。
1.SATOYAMAイニシアティブ{前15文字下線あり}
●日本の農村景観である里山やアジアや世界中に存在する同様の生態系における自然と調和した社会に関する伝統的、地域的な知恵や事例に関する情報の収集及び提供。
●国際ワークショップや専門家会合の開催を通じた、自然共生社会のモデルの作成と提案。
2.東アジア・サンゴ礁海洋保護区ネットワーク{前20文字下線あり}
●国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)の枠組におけるサンゴ礁海洋保護区ネットワークの形成を通じた、サンゴ礁と関係する生態系の保全の促進。
●東アジア各国がサンゴ礁海洋保護区のネットワーク形成の強化方法を検討するための「国際サンゴ礁海洋保護区ネットワーク会議」の開催。
3.神戸生物多様性対話{前9文字下線あり}
●政府、ビジネス、NGO、研究者、国際機関を含む、様々な利害関係者間の情報交換、対話、議論、協力を促進するため、国際的フォーラム「神戸生物多様性対話」を開催。
4.地球規模生物多様性モニタリング・ネットワーキング・イニシアティブ{前32文字下線あり}
●リモートセンシングと現地観測により気候変動の影響もモニタリングできるよう、生物多様性のモニタリング活動における国際的な協力を推進。
●全球地球観測システム(GEOSS)や長期生態学研究ネットワーク(ILTER)といった、既存のモニタリング・ネットワークや活動の間の協調、協力、情報共有を、ワークショップや専門家会合の開催を通じて強化。