データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] G7外相声明

[場所] 
[年月日] 2021年2月3日
[出典] 外務省
[備考] 声明仮訳
[全文]

我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国のG7外相及びEU上級代表は、ミャンマーにおける軍事クーデターを結束して非難する。

我々は、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問及びウィン・ミン大統領を始めとする政治指導者及び市民社会活動家の拘束や、メディアが標的とされていることについて深く懸念する。我々は、国軍に対して、直ちに緊急事態を解除し、民主的に選出された政府の権力を回復し、不当に拘束された人々を解放し、人権及び法の支配を尊重することを求める。2020年11月の選挙の結果は尊重されなければならず、可能な限り早期に議会が招集されるべきである。

軍による情報の流れの制限は深く懸念されることである。市民社会及びメディアを含む文民は、いかなる形の報復も受けることがあってはならない。我々はまた、最も脆弱な人々を支援するための制限のない人道アクセスを求める。

G7外相は、ミャンマーの民主的な政権移行、平和、及び人権侵害についての説明責任への我々のコミットメントを改めて表明した2019年の共同コミュニケを想起する。 我々は、民主的な未来を求めるミャンマーの人々と共にある。