データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] G7保健大臣会合-共同声明

[場所] オンライン
[年月日] 2021年11月29日
[出典] 厚生労働省
[備考] 仮訳
[全文] 

 国際社会は、初期評価において感染力の高いCOVID-19の新たな変異株の脅威に直面しており、早急な対応が求められています。そのため、本日、G7保健大臣は緊急会合を開催し、オミクロン株に関する懸念事項の進展について議論しました。G7保健大臣は、G7カービス・ベイ首脳宣言およびG7保健大臣宣言、ならびにグローバル・ヘルス・サミットおよびG20ローマ宣言における公約を推進していくことを改めて表明しました。大臣たちは、南アフリカが変異株を検出し、他国に警告を発するという模範的な活動を賞賛しました。また、WHOの枠組みの中で、国際的な病原体監視ネットワークを構築することが強く支持されました。

 大臣たちはまた、ワクチンへのアクセスを確保することが戦略的に重要であることを認識しました。これには、ワクチン接種普及のための躍進、COVIDワクチンの受領と分配のための各国の準備、運用支援の提供、寄付の約束の実行、ワクチンに関する誤った情報への対処、研究開発の支援などが含まれます。大臣たちは、今後数週間、WHOや国際的なパートナーと緊密に協力し、情報を共有し、オミクロン株を監視していくことを約束しました。大臣たちは、12月に再び会合で集まることを約束しました。